10:10~10:20 開会式
10:20~11:50 第1部 シンポジウム
12:45~14:30 第2部 ワークショップ「見える化しよう!私たちの力」
主催 / 福岡県男女共同参画推進連絡会議(ふくおかみらいねっと)
共催/ 公益財団法人 福岡県女性財団 後援/ 福岡県
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◆第1部 シンポジウム「輝く女性たち」~女性の活躍で地方の創生を~
シンポジスト:
荒木洋美さん 整理収納アドバイザー 糸島くるくるマーケット実行委員会代表
内田輝美さん 湯江タクシー(有)代表取締役 一般社団法人全国子育てタクシー協会顧問
松藤富士子さん (株)ビストロくるるん代表取締役社長 農事組合法人モア・ハウス理事
コーデイネーター
神﨑智子さん 公益財団法人アジア女性交流研究フォーラム 主任研究員
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県内外で活躍し地方を創生している輝く女性たちに、ご自身の活動を紹介していただき、会場が大感激したシンポジウムでした。
最初にコーデイネーターの神﨑さんから、「ローカルイニシアティブ」つまり、「地方を中央に対するネガティブなイメージではなく、そこに住む人にとっての現地であると捉え、そこに住む人がどんな地域を創るか?を捉える。」という基調提案をいただきました。
そこで、荒木さんは、整理収納アドバイザーとしてモノとの付き合い方、考え方、時間の使い方を指導しながら、「私が捨てさせているのではないか?」という罪悪感を覚えたことがきっかけで、モノを循環させるフリーマーケットを始めたのが活動のきっかけだとお話になりました。フリーマーケットというイベントを通し、ヒト・コト・モノをくるくる回して循環型社会を目指す糸島くるくるマーケットと立ち上げ、地域を活性化されています。
内田さんは、ご両親から受け継いだタクシー会社を経営しながら、子育ての現状を検証、子どもや子連れ家庭、妊婦さんが安心して利用できる子育てタクシーの取り組みを語ってくださいました。子育てタクシードライバー基本講座は妊婦スーツ着用で行い、ドライバー自身に「妊婦にどのような手助けが必要か?」に気づいてもらうこと、また、子どもの送迎等で親子の笑顔に出会う機会が増え、その笑顔のためにサービス向上を図り、仕事に誇りを持つドライバーが増えているという好循環のお話に、会場から感動の空気が生まれていました。
松藤さんは、「いつもは私が一番若いのに、今日は私が最年長なんて!」と会場の空気を盛り上げた後、あらゆる活動の基礎として立ち上げて来られた女性農業者の事業、農事組合法人モア・ハウスについて語られ、厳しい状況にある農業を消費者が守るきっかけになるレストラン、ビストロくるるんの話をしてくださいました。もうけは少ないけれど農家を守るため適正価格で食材を仕入れ、消費者がレストランを利用することで支える循環型の経営を継続しておられます。
3名の輝く女性は、好循環社会を形成・継続しておられるすばらしい先駆者であることが力強いお話から伝わってきました。
「今までで辛かったことは?」の質問に、まず謝り上手になり、試練をチャンスと考えること、そして、逆境にあってもワクワク感の方が大きい自分に気づいてしまうことが、それを乗り越える力になるそうです。
また、基礎には理念をしっかり持つこと、そして、男性の応援団を創ることが大きな力になると教えてくださいました。
最後に、このようなパワフルな3名こそがその地域に住む人の大きな力であるとまとめられ、大感動のうちにシンポジウムが終了いたしました。
あっという間に時間が経過し、もっとお話が聞きたかったとのご意見をたくさんいただきました。
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◆第2部ワークショップ「見える化しよう!私たちの力」
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仕事(起業)・地域活動・高齢化・子育て支援・政治参画の5つのテーマを選択していtだき、約5名のテーブル分かれてワークショップを行いました。まず「選択されたテーマについて、あなたが思うこと」について、下記の内容を用紙に記入していただきました。
① 地域の課題は何だと思いますか?
② テーマについてあなたが問題だと感じていることは?
③ 地域の課題解決のために、あなたができそうなことは何だと思いますか?
各グループ内で内容を共有すると共に話が大変盛り上がりました。その後、模造紙に思いを書きとめることで、文字通り「私たちの力」を「見える化」することができました。
発表の中では、大学生の方の前向きな考えに、会場が大変盛り上がりました。
このワークショップを通して、女性ならではの様々な視点や気づきを、参加者全員で共有することができたことが大きな成果でした。共有したことをご自身の活動の場に持ち帰り、更なる活躍へのヒントを得ていただけたのではないかと思います。
時間が足りない、もっと発表を聞きたかった等、多数のご意見をいただきました。
タイトル | 「輝く女性たち」~女性の活躍で地方の創生を~ |
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開催日時 | 2015年3月14日(土) |