DVに悩む被害者や、その支援者となりうる県民の方々を対象に3回にわたるセミナーを開講しました。
第1回では、福岡県男女共同参画推進課の徳永真由美さんから、DVの基本的な知識とともに、身近な人に相談するだけではなく、行政の相談機関を利用する必要性を、モラル・ハラスメント被害者同盟管理人の熊谷早智子さんからは、モラル・ハラスメントというDVの実態や子どもへの影響等ご講演いただきました。
第2回は、特定非営利活動法人にじいろCAP代表理事の重永侑紀さんより、デートDVを根絶させるため、大人が積極的に子どもの発達における心理変化を理解し、サポートすることが大切だと教えていただきました。西日本新聞社記者の平原奈央子さんは、DVの実態を伝える、たくさんの新聞記事を紹介。参加者からはDVの事件の多さに驚きの声があがりました。
第3回は、NPO法人GGPジェンダー・地球市民企画代表理事の岩丸明江さんの進行のもと、「良い聴き手」になる練習、権力関係において人柄を脅かすようなパワーの濫用が自尊感情を低くさせていること等、参加者たちは強い関心を寄せていました。
3回にわたるセミナーで、参加者からは、「講師の方々が本気でDV問題を解決しようとしていることが伝わった。」「「あなたは悪くない」と断言することが大切。」等の感想が聞かれ、DVの悩みに寄り添うため、被害を受ける方の気持ちを知る貴重な講座となりました。
タイトル | DVの悩みに寄り添うために |
---|---|
開催日時 | 2013年10月25日(金) ~2013年11月8日(金) |