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第3回あすばるキャリア塾 中村 美賀子さん

第3回は、株式会社メリーグラシス代表取締役社長の中村美賀子さんをゲストに迎えて「色彩の魔法で人を喜ばせたい」をテーマにお話しいただきました。

 色彩経営コンサルタントと靴のセレクトショップ経営の2足のわらじをはく中村さん。色を用いたビジネスをしようと思ったきっかけは、ヨーロッパ旅行で感じた色の不思議な力と、帰国後に偶然目にした売れない鍋でした。百貨店の鍋売場で、ワゴンに山積みされた無色のセール鍋と、定価でも売れている色つきの鍋を見た時「色と売り上げには密接な関係がある」と直感的に思ったそうです。考えるより行動が先!と、直ぐさま色彩の勉強を始め、同時に販売のアルバイトをしながら、色と売上げに関するデータ収集に努められました。
一方で、色彩経営コンサルタントとしての仕事を得るため、飛び込み営業も開始。「思うように業績は伸びませんでしたが、多くの企業をまわることで、さまざまなニーズや情報を得ることができ、仕事の方向性も明確になった」と常にプラス思考。しかし20代の女性というだけで、門前払いをされることも多く、目の前で名刺を破られたこともあったそうです。心が折れそうになった時は、想いを書き溜めてきたノートを見て「自分は何のためにこれをやっているのか?」と初心に戻るそうです。

中村さんが、起業家として花開くきっかけとなったのは、福岡市男女共同参画センターアミカスの「女性起業家セミナー」を受講したことでした。セミナーを取材に来た新聞記者との縁を大事にしていくうちに、コラムの連載や講師業の仕事に繋がり、やがて色彩心理をベースにした商品パッケージや店舗改築を手掛けるなど、コンサルタントとして確固たる地位を確立されました。

もう1つの仕事、靴のセレクトショップを起業したきっかけを聞いてみました。「飛び込み営業をしていた時に足を痛め、靴屋に相談に行ったら、誰も答えられる人がいませんでした。それなら、足の悪い人も安心して履ける靴のセレクトショップを作ろうと思ったんです」とメリーグラシスというお店をオープン。選び抜かれた靴は、足にトラブルを抱える方々の厚い支持をうけ、今年で14年目を迎えられます。

常に前向きでバイタリティ溢れる中村さん。「原動力は何ですか?」という参加者からの質問に「日本を元気にしたいんです!本気でそう思っています。」と力強く語られました。その熱い思いは人を惹きつけ、経営者の団体で支部の代表として活発に活動しておられます。

最後にメッセージをいただきました。「自分を認めてあげて。今のままで素晴らしいのです」というメッセージをいただき、参加者の皆さんは前向きな気持ちになれたようです。

タイトル 色彩の魔法で人を喜ばせたい
開催日時 2012年7月31日(火)

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