福岡女学院大学の先生方を講師にお招きし、イギリスの文化や歴史を通して男女共同参画への理解を深めていただくことを目的に開催している「おしゃべり文化喫茶」。第8回は、ロンドンをテーマに、ロンドンオリンピックの話や歴史の交えながら、ベストセラーになった「London A to Z」という地図をつくった女性、フィリス・ピアサルについて語っていただきました。
ある日、フィリス・ピアサルは友人宅に行こうと地図を見ながら探すが当時の地図は通りの名前がすべて記載されてないわかりづらい地図。なかなか着かず、長い時間迷ってしまいます。このことをきっかけに、わかり易い地図をつくろうと、1日18時間、ロンドン中をくまなく歩き回り、2万3千もの街路について調べ上げました。その総距離は約4,800㎞。当時、行政ですらきちんと把握していなかった正確なロンドンの地図を完成させます。
彼女は1936年に完成した本を自主出版。地図本はベストセラーとなり、ロンドン市民のみならず、ロンドンを訪れる観光者になくてはならない地図として、今も広く愛用されています。
トークセッションの後は、講師の方々を囲んでの交流会を開催。参加者の皆さんからは、「ロンドンの歴史や文化について興味がわいた」等の感想をいただきました。
タイトル | オリンピックにわくロンドンのお話 |
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開催日時 | 2012年7月28日(土) |