私たちの世代は
瀬尾 まいこ/著
文藝春秋
感染症が猛威を振るい、世界中の誰もが当たり前だった日常を奪われる・・・。本書は、小学3年生でその時を経験した二人の少女が、成長し社会人となるまでを描いたフィクションです。制限された不自由な時期を共有しながら、境遇の異なる二人はそれぞれどのように成長するのか。今の子どもたちが社会人となる時、多様な人々が受け入れられる社会であることを想像しながら読みたい一冊です。
孫育ての新常識
幸せ祖父母のハッピー子育て術
小屋野 恵/著
メイツ出版
かわいい孫とあんなこともこんなこともしてみたい!という祖父母世代の皆さん。共働き世帯の増加や働き方の多様化など社会が変化するのと同様、育児の常識も変化しています。この本では、育児の新常識や安全で楽しい孫育てのポイントなどが、親世代・子世代のホンネとともに楽しく書かれています。孫を授かった人も、これからの人も、イマドキの子育てを覗いて、祖父母力を磨いてみませんか?
思春期ってオモシロイ!
歌って踊る養護教諭の“いのちの授業
佐藤 益美/著
エイデル研究所
養護教諭だった佐藤益美さん。61歳で亡くなる前年まで、薬害エイズ、ハンセン病、がん、性的マイノリティなどの社会問題、人権や性を題材とした「いのちの授業」に取り組みました。本書は、彼女が残した手記や、ファンがいるほど好評だった手書きの「ほけんだより」、性教育の実践記などをまとめたものです。子どもたちへつなぐ「いのちのバトン」の温かみが伝わってきます。