レモンの木の下にバラが咲きました。バラは大好きですが、手入れ方法がよくわからないので、ほぼ放置状態です。たまに可憐な花を咲かせます。黄色の花はつわぶき。こちらも、ほったらかしですが、毎年あちらこちらに花を咲かせます。
今日は、元気塾で出会った素敵な男性のお話をしたいと思います。
あすばるでは、女性による元気な地域づくりを支援するために、女性の地域リーダーを育成する講座(元気塾)を開設する団体に助成をしています。
今年度は、県内各地で、7つの元気塾が開講されています。
先日、そのうちの1つ、古賀市の元気塾で行われた公開講座に行ってきました。
古賀市の元気塾は、「koga-jo塾」という名称で、古賀市の女性起業家たちと古賀市が実行委員会を結成し、地域の魅力を発見し、若い世代の出会いやつながりが広がるまちづくりをするための講座が行われています。
公開講座のテーマは、「応援の連鎖がまちを変える」。古賀市民の皆さんに元気塾を知ってもらい、koga₋joのまちづくりを応援してもらおうと開かれたものです。
そこで出会った素敵な男性が、下の写真の赤い服の男性です。
実行委員の皆さんは子育て世代の方も多く、公開講座は祝日に開催されたので、子どもさんを連れてきて運営にあたった実行委員もいました。
この男の子は、お母さんがやっている会場づくりを手伝っていました。よじ登るようにしてステージに上がっていましたが、椅子の並びをチェックし、大人のように平然とステージをおりました。
私が子育てをしていた頃、「子どもは親の言うとおりのことはしないが、親のするとおりにする」ということを聞きました。子どもは親の合わせ鏡、子どもは親がやっていることと同じことをするのだ、子どもの手本になるような行いをしなくては、と思った次第ですが、この言葉を思い出しました。
また、女性の活動は子どもや家族に与える影響力が大きく、女性の参画によって地域や社会が変わると言われます。以前のコラムでも紹介しましたが、「女性を教育することは国を教育することである」と言われるとおりです。
昨年の宇美町の元気塾でも、実行委員の子どもさんたちが、来賓の出迎えや写真撮影などの手伝いをしていました。
親の背中を見ながら次の世代のリーダーが育って行ってほしい、こんな男性のサポーターが増えてほしいと、心から思いました。
同じ会場で、もう一人、素敵な男性に「出会い」ました。
ラグビーワールドカップで活躍した福岡堅樹選手が古賀市出身ということから、公開講座が開かれた古賀市生涯学習センター「リーパスプラザこが」の玄関ホールに、福岡選手の写真やサイン入りユニフォームなどが展示されていました。記念写真を撮ってきました。
さて、今日、11月16日から、11月23日(福岡県男女共同参画の日)までの1週間は、「あすばるウィーク2019」です。
メインイベントは、11月23日に開催する、国際女性の地位協会会長の山下泰子さんによる、女子差別撤廃条約採択40年記念講演会と、県内の男女共同参画功労の団体や個人の表彰式ですが、ウィークの期間中は、県民の皆さんや専門機関主催の、男女共同参画にちなんだ楽しいイベントも目白押しです。是非、ご来館ください。
あすばる主催の、おすすめイベントの1つが、11月20日(水)17時から開催する「あすばるライブラリーカフェ~子どもの『わたしらしく』を育てる絵本を読む~」です。
男女共同参画とは、女性が職場で活躍することだけでなく、地域でも家庭でも学校でも、年齢や性別、職業を問わず、さまざまな人が尊厳を持って暮らし、笑顔でいきいきと、個性と能力を発揮していくことです。
あすばるライブラリーには、大人も子どもたちも男女共同参画を楽しく学ぶことできるよう、男女共同参画や多様性をテーマにした絵本を収蔵しています。ライブラリーカフェでは、ブックリストをもとに、それらを手に取っていただき、絵本という男女共同参画社会啓発ツールについて語り合いたいと思います。
読み聞かせをされている方、教育関係の皆さんはもとより、絵本の世界が好きな方は、是非ご参加いただきたいと思います。
皆さんは、梶井基次郎の『檸檬』をお読みになったことがありますか。私は、高校時代に国語で習いました。私には難解で、あまり詳しい内容は覚えていませんが、毎年この時期になると、『檸檬』の中で、主人公が書店に黄色いレモンを置いていった、その光景が目に浮かびます。
わが家のレモンはまだ黄色になっていないので、当日、何個かグリーンレモンを置いておきます。
レモンをお持ち帰りいただき、家で、おうちカフェしていただければ幸いです。
終わりの写真は、先日行った、地域づくりにおける男女共同参画に関する講演会で、まちづくり組織連絡協議会会長の男性からお土産にいただいた久留米地方特産「やましお菜」のお漬物です。この男性は、趣味で野菜を育て、ご自身でお漬物をつくっているそうです。
大変おいしくいただきました。ごちそうさまでした。
ではまた。
(2019.11.16)