9月の新着図書は、9月3日(火)からご利用いただけます。
アラフォー・クライシス 「不遇の世代」に迫る危機
「NHKクローズアップ現代+」取材班 // 著 新潮社
本書は、前後(アラフォー)となった「就職氷河期」世代の人々が陥っている危機(クライシス)を、仕事、結婚、子育て、家族、親の介護などの角度から、当事者たちへの取材をもとに明らかにしています。アラフォー・クライシスは社会全体の問題であり、どの世代の人にも無関係ではないと考えさせられる一冊です。
働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる
浜田 敬子 // 著 集英社
「女性初のAERA編集長に就任」。この肩書がアピールされることに、著者は「居心地の悪さ」を感じたそうです。職場の人々や家族に対して罪悪感を抱えた経験は、働く女性ならば少なからずあると思います。本書は著者の経験や取材、実態調査をもとに、「どうしたら楽しく働き続けることができるか」を提案しています。
女たちのテロル
ブレイディ みかこ // 著 岩波書店
思想犯として獄死した日本の金子文子。女性参政権を求めた活動中に亡くなったイギリスのエミリー・デイヴィソン。イギリスからの独立のために銃を取ったアイルランドのマーガレット・スキニダー。一般にはあまり馴染みのない人たちですが、約100年前、信念のために戦った女性たちの生涯を描いた評伝です。
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