ママ、死にたいなら死んでもいいよ
岸田ひろ実/著 致知出版社
下半身不随となり絶望の淵にいた母は、娘の言った「死んでもいいよ」を転機に、生き方や考え方を変え、今では、人々を勇気づける講演会を年間180回も行うまでに。
「不幸と絶望は違う」という著者の困難克服の記録は、私たちが日々の生活の中で遭遇する困難や挫折を克服するヒントがいっぱいです。
「全身〇活」時代 就活・婚活・保活からみる社会論
大内裕和・竹信三恵子/著 青土社
就職・結婚・育児というライフステージに関わる事柄が、大きな努力を必要とする「活動」となってしまった日本社会。
多くの人が生きづらさを感じながらも、そこから逃れる道がありません。
なぜこんな社会になったのか、「世代間断層」などの社会構造を歴史的な背景や海外との比較で検証します。
対談形式で読みやすく分かりやすい!
ルポ児童相談所
大久保 真紀/著 朝日新聞出版
西日本のとある児童相談所に密着取材したルポルタージュ。
本書に登場するケースワーカーは、各自数十件の担当を抱え、夜間や休日の緊急呼び出しにも対応しています。
子どもたちのために、と奮闘しながらも疲弊していく職員の現状が描かれています。
子どもたちの命を守るために現場の職員の働き方はどうあるべきなのか。考えさせられる一冊です。