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テーマ企画 【 たたかっています!母子家庭-社会・子ども・そして自分-】


コメンテーター :
藤田 君子 さん (福岡県母子寡婦福祉連合会 理事長)
コーディネーター :
岩永 澄代さん (同 上 母子部幹事)
パネラー : 
北野 清香さん・大倉 紀子さん・丸山 泰子さん (福岡県母子寡婦福祉連合会より)
岡部 四男美 (県母子家庭等就業・自立支援センター相談員)
主  催 : 福岡県母子寡婦福祉連合会


母子家庭の現状を知ってほしい
 
 母子家庭の母親にとって、まず、経済的基盤の確保が大きな問題である。ダブルワークをしても生活は苦しく、子どもの進学希望に添えないことを悔やむ母親も多い。特に、乳幼児を抱える母親は育児に伴う時間的な制約もあり厳しい。'資格や手に職'など、経済的自立の手段を持っておくことは大切なことである。

 また、一人で日々の家事、育児、仕事と戦っており、疲労の蓄積から身体・精神上の健康を損なう例も多い。自分の時間を持てないことによる孤立や情報収集の困難さも更に追い打ちをかけている。

 周囲の偏見も非常に辛い。離婚の原因にはDVや夫の借金も多いが、「自分の意志で離婚したのだから、厳しい生活も仕方ない」と言われることも多い。生活保護を受けていることを理由に子どもがいじめにあうこともある。

 生活を安定させるためには、養育費の確保が重要である。「離婚する夫とはもう会いたくない」と放棄せず、法律や判例を知り、確保するための努力をしてほしい。

 DVで離婚した場合をはじめ、支援に関係する行政機関や団体(人)によっては、問題点についての認識や対応方法が異なることもある。苦しい状況を理解する姿勢や手続き上の便宜・工夫などを求めたい。

明日へはばたくために
●母子家庭を支援する公的・民間の制度、施設、相談窓口などの情報を得よう

●情報提供、相談、就業支援を行っている福岡県母子寡婦福祉連合会の活用を!

●友達づくり、情報共有の輪を広げよう

●手を携えて、広く社会に向けて困難な実態を発信し、支援、改善に向けた社会全体の取組を推し進めよう





【フォーラム2009】

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