12月20日にクローバープラザの調理室で「共働きのパパと子どもの“自分で作ろう”クッキング教室」を全国女性会館協議会と日本テトラパック株式会社との共催で実施しました。本クッキング教室の趣旨は、家庭内からの男女共同参画の環境づくりです。幼い頃から基本的な生活技術である料理を学び、男女共同参画の意識を育ててもらうため、共働き家庭の父子10組、22人のみなさんにご参加いただきました。講師はテレビでもお馴染みの料理研究家、幾田淳子さんで、参加者のみなさんは、エプロンと三角巾をつけて、アシスタントの方々と一緒に調理台に立ち、クリスマスらしい料理を作りました。
まずは幾田さんの調理台に参加者全員が集まり、お手本を見ながら作り方を教わりました。子どもたちは見えやすいように前方に立ち、興味深げにしていました。「みんな、ブタさんの指できる?ブタさんの指で、お塩をひとつまみ」と、分かりやすい解説で調理が進むにつれて、メインの料理、「ハニーマスタードチキン」の美味しそうな匂いがしてきます。「これは何でしょう?トングです。」と、あまり料理に馴染みがなくても無理がないように道具の名前や使い方も教えていただきました。
幾田さんのお手本のあと、参加者の方々に実際に料理をしていただきました。4名のアシスタントの方々と幾田さんが傍で、ガスコンロや熱いフライパンには気をつけることなど、アドバイスをして下さるなか、お父さんと子どもとで楽しく調理実習が進んでいきました。フライパンの中の鶏肉をトングで返すお子さん、それを危なくないように手伝うお父さん、といった微笑ましい光景が多くありました。「クリスマスリースサラダ」はマッシュポテトにブロッコリー、赤と黄色のパプリカで作る鮮やかで楽しい一品です。子どもはみなさん独創的で、マッシュポテトの雪だるまやハートの形を作って、更に楽しく、かわいらしく盛り付けていました。
料理の完成後、フェルトで作られたクリスマスツリーや赤と緑のランチョンマットでデコレーションされたテーブルで、参加者のみなさんに試食していただきました。おいしいレシピなのは当然なことながら、ご自分で作った料理の味に、みなさん満足されていたようです。食事後には、後片付けの一連もすべてお父さんと子どもで行いました。食器をシンクに運ぶことから、きれいに洗って布きんで拭いて、食器棚に戻すところまで父子でしっかり協力されていました。
共催の日本テトラパック株式会社の中川卓也さんからは、紙パックはリサイクルすることが可能で、環境保護につながる、というお話がありました。その後、みなさんには実際にハサミを使い、ご自分が飲んだ紙パックをリサイクル用に切り開く、という作業をしていただきました。
本イベントは料理の基礎から学べる、お父さんと子どもの賑やかなクッキング教室でした。お母さんに任せきりになりがちな家事や料理を家族みんなで分担・協力することの大切さを知り、家庭内でやってみるきっかけになったのではないかと思います。みなさんにご満足いただけたクッキング教室のようで、参加者からは、「これからもっと、いろいろなメニューに挑戦したいと思います」と、感想をいただきました。
タイトル | 共働きのパパと子どもの"自分でつくろう"クッキング教室 |
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開催日時 | 2014年12月20日(土) |