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キャリア教育講座「“わたし”を育てよう~自分らしい10年後を創るために~」全2回

 2月17日、23日の2回シリーズで開催した筑紫女学園大学とのキャリア教育講座。
当日は、46名の大学生や社会人とのケーススタディやグループディスカッションに盛り上がりました。
 まず、全体コーディネーターの、学校法人筑紫女学園職員でありキャリアカウンセラーの竹山優子さんが、世界と比べたジェンダーギャップ指数101位という日本の男女格差の現状について説明されました。学校では男女平等が当たり前だった学生たちにとっては最初は実感がわかないようでしたが、実例を上げながらの社会での男女格差を知るにつれて、真剣にメモをとる姿も見受けられました。
 また現在30歳前後で働いている女性3名をパネリストとしてむかえ、「絶対に営業なんかできないと思っていたのに、いざ配属されて頑張ってみたら案外向いていて自分でも驚くほど成果が出せた」という話や「私の職場はまったく男女格差はありません。自分のスキルだけで評価が決まります」という話など、憂慮するより実行することが大切だということを学びました。
 2日目の講義では映画「ガール」を題材に、30歳前後の女性たちがぶつかる様々な社会の壁を映画から抜き出しケーススタディをしました。「女が出るとなめられるんですよ」と男性部下に言われた女性管理職の気持ちや「30になっても40になっても女子という言葉で自分をごまかし未熟なままで許されると思ってる。そんな周りの女性が嫌」と言ったキャリアウーマンのセリフなど、一つ一つが現実的で考えさせられるシーンでした。
哲学ではルソーの言葉から「働くこと」について自己実現の重要性と社会に必要とされることの喜びなど4つの幸福について学びました。また、一度飲んだらすぐに覚めることのない眠りにつき、夢の中ですべて自分の望みが叶う“幸福の薬”があれば飲みますか?との問いに、学生の皆さんが一瞬考え込む場面も見られました。
 アンケートでは「女性・男性とか、働くことの意味などをじっくり考えたことがなかったので、深く考えるきっかけとなりました」や「自分にない発想の意見が聞けて視野が広がりました」という意見が聞かれ、有意義な時間を持つことができたようです。

講師:筑紫女学園大学 文学部教授 副学長 赤塚 睦男さん
筑紫女学園大学 人間科学部教授 学生部長 浅田 淳一さん
学校法人筑紫女学園職員. キャリアカウンセラー 竹山 優子さん

    タイトルキャリア教育講座「“わたし”を育てよう~自分らしい10年後を創るために~」
    開催日時 2013年2月17日(日) ~2013年2月23日(土)

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