ジェンダーと脳 性別を超える脳の多様性
ダフナ・ジョエル、ルバ・ヴィハンスキ/著
鍛原多惠子/訳
紀伊國屋書店
脳の性差については、女性脳・男性脳があると論じられることが多いですが、神経科学者である著者は「女性脳・男性脳は存在せず、脳に見つかる性差の特徴は、一人ひとり異なっている。1人の人間の脳は、男性脳の特徴と女性脳の特徴が様々に入り混じっている」と述べています。本書は、神経科学界での性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕く注目の一冊です。
性差(ジェンダー)の日本史
国立歴史民俗博物館/監修
集英社
本書は、2020年秋に国立歴史民俗博物館で開催され、話題を呼んだ「性差(ジェンダー)の日本史」展の見所を図版とともにダイジェストで紹介しています。古代から現代までのジェンダーを示す歴史的資料を通して、「日本で男女の区分はいつ生まれたのか?」「日本の社会の中でジェンダーは、どのような意味を持ち、どう変化してきたのか?」を知ることができる貴重な一冊です。
更年期障害だと思ってたら重病だった話
村井理子/著
中央公論新社