こんにちは。お変わりありませんか。
大寒波の襲来で、我が家の庭の木々も雪化粧しました。季節外れの花をつけていた鉢植えの「ノボタン」も、雪をかぶってしまいました。
新型コロナウイルスの猛威はとどまらず、外出の自粛やリモートワークなどで、自宅で過ごすことが多くなっているのではないかと思います。
「あすばるライブラリー」では、自宅にいる時間が長い毎日の暮らしの中で、運動不足やストレスによって体調を崩すことのないように、さまざまなアイデアを提供する企画展「おうち時間」を開催しています。
企画展では、「心と体調を整えたい方」、「暮らしを楽しみたい方」、「『食べる』を楽しみたい方」、「シニア世代の方」、「子どもさんのいる家庭」、「仕事や家事・育児で忙しい方」、「食べて健康になりたい方」といったカテゴリー別に、計70冊ほどをピックアップして展示しています。
女性の心身の不調を解消するための漢方の考えを紹介する本、椅子に腰かけたままできるストレッチ体操の本、肉や魚介と一緒に野菜をたっぷり食べられ一皿だけでおかずになる栄養満点サラダの本、世界の名作や日本昔話を収録した読み聞かせの本、紙袋や包装紙の再利用アイデア満載の折り紙とかわいい紙小物の本など、バラエティに富んだラインナップです。
料理好きの私は、企画展の中から、荻野恭子著『手作り調味料のある暮らし』を参考に、ラー油をつくってみました。香り高く、辛さを調整できるのでお勧めです。
そうそう、センター長コラム「『食』雑感」でご紹介した『やまと尼寺精進日記』のレシピで、昨年1月に仕込んだ「寒麹」は、半年以上の熟成が終わって、いま料理に利用中です。例えば、鮭やサバの切り身にバターを塗るように塗って1~2日おいて焼くと、市販の塩鮭や塩サバよりも身がふっくら、しっとりしていて、いい塩加減です。焼き魚の日が多くなりました。
また、企画展では「シニア世代の方に」のカテゴリーに分類しましたが、『ときをためる暮らし』、『あしたも、こはるびより。』、『ひでこさんのたからもの。』(いずれも、つばた英子、つばたしゅういち著)は、世代をこえて皆さんにお薦めの本です。
これらの本には、名古屋市近郊のニュータウンに、広大なキッチンガーデンと雑木林に囲まれた小さな家を持つ老夫婦が、季節を感じながらマイペースで暮らす様子が書かれています。
食卓を飾るのは、2人が丹精込めて育てた野菜や果物で、乾燥野菜やジャムなどの保存食づくりもします。そして、生ごみや落ち葉は、畑の堆肥に。持続可能なスローライフです。
以前、2人の暮らしをテレビで見たことがあり、私が今やっている菜園生活の参考にしました。
福岡市出身の料理研究家・村上祥子さんの本もお薦めです。村上さんのモットーは「食べることは生きること」。健康的な食生活を送るための能力を「食べ力(たべぢから)」と名付けています。早くから電子レンジを使った料理のレシピを公開しており、企画展展示以外の本もとても参考になります。
この企画展は、2月いっぱい開催の予定です。是非ライブラリーにお越しください。
終わりは、マイ農園だよりです。裏の畑はすっかり雪に覆われました。ベランダ農園も雪が積もり、軒下に置いていたニンジンのプランターにも雪、ブロッコリーも雪の帽子をかぶりました。甘くなっていると思います。
ではまた。 (2021.01.09)