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【スタッフブログ】篠栗町元気塾「サバイバル系女子育成講座」第3回講座

第3回『避難所が人や物で溢れてる!?』
 
 こんにちは、あすばるスタッフです。到着すると実行委員の方たちは部屋のセッティングを終え、スライドの修正やメモ代わりに、スマホを片手に打合せをしていました。篠栗町元気塾アドバイザーの
佐藤倫子さんが、「この発表の時はどんな内容で何分以内で話してもらいますか?」など講座がスムーズに進むようアドバイスをされていました。
 
 
 防災グッズ・災害食品 などテレビ画面でしか見たことないものが陳列してあり、手に取って重さや大きさなど確かめました。
 
 
 
 塾生のテーブルには、平成21年7月中国・九州北部豪雨災害報告
   ~篠栗町での被害の状況と復旧に向けて~(三浦正篠栗町町長)の資料がありました。
 塾生は、席に着くと熱心に読み始めました。
 
 
 早速、崎山佐穂実行委員長より自助(情報を得る→判断する→行動する)について復習があり、「情報がないほど危険がある」と話されました。そして「DIG(Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム))とは、参加者が地図を使って災害の対応について話し合う訓練です。今回は九州北部豪雨災害時の篠栗町と同じ設定です。いろいろな家族状況をグループ別に設定しています。5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように避難するか)を皆さんで話し合い発表者を決めてください。」と説明がありました。
 
 
 篠栗町の校区別防災マップが用意されていて、塾生は地図の見方から相談をしていました。
 佐藤さんも実行委員長と各グループをまわり、次々に意見を出し合っている塾生をみてとても嬉しそうでした。
 
 
 
 家族の状況によって避難開始時間も違います。また「子どもが不安がらないよう、ご近所のママ友にも声をかけあい一緒に避難する」や「川を渡らなくてもよい避難所を探しておく」や「3歳の子どものポケットにおもちゃを入れてもってもらう」など意見が出ました。すると避難所はどのタイミングであくのか?誰が開けるのか?などわからないことがたくさん出てきました。
 篠栗町の現実にあった防災マニュアルづくりの必要性を、実行委員長を始め塾生たちも実感していました。
 
 
  休憩をはさみHUG(H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)) です。これは静岡県が開発した避難所運営ゲームです。大きな模造紙に小学校の避難所を想定し、小学校全体の地図(プールや職員室・教室の場所など書かれているもの)と体育館内部が書かれているものが用意されました。避難してくる人や連絡事項がカードになっています。
 グループに1名ずつ実行委員が入り、カードをどんどん読み上げます。また、行政からの連絡も入り始めました。受付はパニックです。「ペット連れの方と盲導犬を連れているかたをどうふりわけるか。ペットでも犬と猫では違うし今は多様化している」や「運動場に駐車した車で寝起きする方に、漏れがないよう連絡事項をどう伝えるか」と意見が出ていました。
 「前もって避難所での落ち着き先のおおまかなカテゴリーを決めておけば、振り分けを迷った時に本人の意見も聞けるのではないか。不満も軽減するのでは?」と意見が出ました。
 
 
 また、「トイレをどこに設置するか?プールの近くにカーテンで囲うのはどうか?見張りが必要?」など問題は山積みです。どんどん人手も足りなくなりました。「元気な動ける方は、声掛けをして早い段階で運営を手伝ってもらおう」 と意見が出ました。
病気・障がいなど、受付での聞き取る内容もまとめておく必要があると話していました。
「どこまで配慮するのか・何を優先するのか」とても判断に困っていました。
 
 
 最後に①HUGを体験して難しかったこと・工夫したこと。②DIG・HUGをやってみて安心安全のため日ごろからできることを発表しました。
 崎山実行委員長から「塾生みなさんの意見を篠栗町の防災マニュアル作りに役立てたい。住民の声としてぜひ反映させたい。」と話されました。
 
 
 

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