前回の講座で学んだ『自分は怪しい』について、講座前にお隣とシェアする時間を設けています。各テーブルともスタートと同時に一気に話が盛り上がり、スタッフも驚きでした。休憩後のグループディスカッションも同様で、先生もとても感激されていました。
講座も3回目を迎え、受講生同士の一体感の片鱗を感じた瞬間でした。
北九州市総務局岩佐室長にも同席いただきました。
第3回目もやはり、講座の目的確認から始まります。先生が、この原点を本当に大切にされていることを毎回実感します。
今回のテーマは『サポーターとしての姿勢~受け止める~』です。
「思い」に共感するというのは、肯定ではなく、ただ「あなたはそう思ったんだね」と思うこと。肯定は、あなたと私は同じ意見ですということになるが、『受け止める』には、肯定も否定も存在せず、そこに聴く側の意思は関係ないと学びました。
そして、自発的自由意志についてのお話へと続きます。これはボランティアの基本ともなるそうですが、自発的自由意志には怒りは存在しないとのこと。なぜならば、強要されたわけではなく、自分発の思いだから。しかしそれがいつのまにか「〇〇してあげたのに」という感情が湧き出てくることが多いとのこと。耳が痛かったです。〇〇のに・・・が出てきたら要注意で、少し立ち止まって、元々なんのためにこれをしているのか?と振り返ることも大切だと学びました。
次に、『主観と客観との分離』へと進みます。
これは目から鱗でした。例えば不登校は、主観では『あの子は学校に行っていない子』となり、客観では『あの子は家にいる子』となります。いかに私たちは固定観念にとらわれているかということを突き付けられた気持ちです。学校には『行くもの』であるという固定観念が、主観を主観だと自覚なく『あの子は学校に行っていない』と表現され、それが正しいことであるかのように認識されています。大切なのは事実にフォーカスして、対応を考えることだと知ることができました。この講座でそれに気づけた私たちは幸せですし、一人でもこの気づきを周りに広げていくことが役割だと感じます。
そして、そこから『事実』を共に考えること、どうしたら良くなるか?へと進み、みんなが良くなるという視点を持って話し合うことの深さやすばらしさ、『三方一両損』という考え方を知りました。
今回の講座でも、ハッ!と思い当たることがたくさんありました。その気づいたことを、自分も含め、少しずつでも実践していく人が増えると『なかよし』社会の実現に近づいていくと感じます。
・スーパープレゼンテーション「人生を幸せにするのは何?」
最も長期にわたる幸福の研究として有名な論文ですが、ここでもやはり、幸せにとって大切な要素は人間関係つまり『なかよし』だということが書かれています。
・マーク・トウェインの言葉
私たち人間は『愛』に尽きるのだと感じる言葉です。
・子どもが育つ18の魔法の言葉(ドロシー・ロー・ノルト)
有名すぎる言葉ですが、あらためて子どもが育つ環境が如何に大切かを感じます。
・Watch your thoughts
思考が行きつく先は運命をも左右するという深い教えです。
・資料「子どもの権利条約」
4つの柱に基づく子どもの権利条約ですが、日本では教育を受ける権利が学校という場に限定されてしまっているので、学校を選ばない子どもたちには学ぶ権利が保障されていないのが日本の現実です。
次回からは部屋を大会議室に移しての開催となります。