講師情報へのリンクライブラリへのリンク福岡県内男女共同参画センター情報へのリンク地域団体検索サイト 地域のすばるへのリンクあすばる相談ホットライン電話番号0925841266 相談室のページへのリンク

草場 小夜子(くさばさよこ)さん  (2007年3月取材)

【ロールモデル】
ロールモデルとは

草場農園 デンファレ部門担当

 

独立するまで

 農業を営む夫と結婚した草場さんは、以前から「農家は夫が経営し妻が手伝う」という既成概念に疑問を持っていました。結婚して3年間は、夫の手伝いとして農業に従事しましたが、夫が洋ランの一種シンビジュームに経営転換することを期に、「畑が空いている時期を利用して、カーネーションを作りたい」と相談しました。これが、草場さんが独立するきっかけとなります。カーネーションを7年間育て、夫が洋ランの鉢物に取り組むことを期に、チャレンジ精神旺盛な草場さんは、「今度はデンファレに挑戦します」と宣言しました。5000鉢からスタートしたデンファレ栽培は、現在では13万5000鉢にまで増え、夫と肩を並べ、家計を支えるまでに至りました。

諦めないことが大きな達成感に

 苦労を重ねながらも成功への道を歩んできた草場さんは、今の自分があるのは、夫や周囲とお互いに理解しあってきたからだと言います。「今は、男も女も同じように教育を受けるのだし、女が劣っていることは決してない。お互いの良いところを生かし、協力して経営する農家が良い農家だし、お互いの視点を織り混ぜることが収入にもつながると思う」と語ります。男女の間に優劣はないという信念の下、草場さんのひたむきな努力と、草場さんの主体的なデンファレ部門経営に口出しせず、成功も失敗も見守ってきた夫とのパートナーシップが草場農園を発展させたのです。

これからの夢とメッセージ

 「花を、日常生活の中で温かい存在として位置づけたい」と話す草場さん。現在、多くの人が時間に追われ生活を送っている中、花が人々の気持ちを安らかにし、元気を与え、幸せをもたらす存在であってほしいと願っています。「大きな花束のように迫力があって立派な花もいいし、花瓶にさしてある一輪の花も好き。人々が花を見てほっとして優しい気持ちになってくれたら、花もうれしいだろうし、花を作っている私たち農業従事者もうれしいのよ」と語ってくれました。独自ブランドの開発や販売の拡大など、花作りへの思いは尽きることがありません。
 思いを込めて花作りをすることによって、人々に幸せを届けたい。その思いを叶えるため、草場さんは、今日もハウスで花の世話をしています。
                                    (2007年3月取材)

プロフィール

小郡市出身。地元で結婚し、農業に従事。
平成4年にデンファレ部門を設立。以来、苗の仕入れ、発注、仕立て等を女性スタッフだけで行う。

〈これまでの歩み〉
短大卒業後 3年間OLをする
   ↓
昭和51年
結婚、農業に従事
   ↓
昭和60年
カーネーションを作り始める
   ↓
平成4年
草場農園デンファレ部門設立し、女性スタッフで運営。買い付け・栽培・販売までを行う。

 

 

 

 


 

 

 

 

キーワード

【か】 【農林水産】

お問い合わせフォーム
公式Facebook
メルマガ登録
ふくおかみらいねっと
あすばるのすまっぽん!