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ふくおか女性いきいき塾⑥ 地域活性化と女性の活躍

ふくおか女性いきいき塾、第6回目の講義は「地域活性化と女性の活躍」。
男女共同参画ネットワーク春日から4名の皆さまをお迎えしました。
(写真左から 古賀恭子さん、西村澄子さん、杉浦しのぶさん、西川文代さん)

     始めに、いきいき塾第1期生で春日市議会議員でもある西川文代さんに、女性の政治参画についてお話しいただきました。

     私の人生のテーマは「一人ひとりが自分の物語を主人公として生きる」です。
    ミュージシャンAIの「STORY」の歌詞にあるように、限られた時、つまり自分に与えられた時間、命を使ってどれだけのことができるのか、命を最大限に生かしたい、そう考えたとき議員に立候補する決心ができました。
     思い返すと議員への道は、2007年に小学校設立以来初の女性PTA会長を務めたことから始まりました。その後男女共同参画ネットワーク春日のメンバーの勧めで2009年に「女性研修の翼」へ参加。ノルウェー・イギリスへの研修で、海外の状況を目の当たりにしてそれまでの常識が崩壊しました。他の国は女性が指導的立場で活躍している。男性も働き方改革をしてイクメンが当然。日本の社会における女性活躍推進の遅れを痛感しました。
    2012年にはふくおか女性いきいき塾に参加。自分自身も周りも含めて「学びで意識が変われば人生が変わる」ということを実感しました。
     その後春日市議会議員への立候補を決意し、2014年にPTA会長を引き受けた時の役員メンバー仲間に選挙のお手伝いをお願いしたところ、「いつかこういう日が来ると思っていた」と言って引き受けてくれ、後援会を立ち上げました。政治も選挙も初めての素人メンバーでの挑戦でしたが、2015年4月の選挙で春日市議会議員に当選。
     当選後は議員として新たな生活がスタートしましたが、自身が一市民として感じていた議会や議員は遠い存在という経験から、政治を身近に感じられる活動をしていきたいと思い、市民との対話を行う「文代エンパワーメントCafé」を開催し、回を重ねています。2年目には市民と共に活動する議会を作り議会のエンパワーメントを図るために、議会基本条例の改正を提案。3年目は会派長となって議会運営委員会で様々な提案をしながら、条例改正に向けた協議が進んでいます。
     先日、議員になることに反対していた夫が、「仕事をやめたら秘書になってあなたを支えます」とメッセージをくれました。女性が変われば男性も変わる、そして社会が変わるのです。地域活性化には女性の活躍推進が必要です。みなさんも頑張ってください!


       次に福岡県PTA連合会の会長や内閣府の男女共同参画推進連携会議の議員等を歴任された西村澄子さんに、ご自身の活動についてお話しいただきました。

       西村式「置かれた場所での咲き方」
       私は2008年から3年間、春日小学校のPTA会長を務めました。自身が中学校の保健体育の教員だった経験から、先生方の代弁者になって保護者との橋渡しをしたい、という思いで引き受けました。
       PTA会長だった2009年に、九州ブロックPTA研究大会福岡県大会の責任者を務めたことが転機になり、福岡県PTA連合会の会長に就任。そして、ご縁があって日本PTA全国協議会の常務理事、内閣府の男女共同参画推進連携会議の議員も経験しました。これは、私の人生の中に「はい」か「イエス」しかなかったからです。そのおかげでいろいろな出会いがあり、いろんな経験ができました。
       今日ぜひお伝えしたいのは、リーダーとしての3つのポイントです。
       一つ目、「前向きな考え」。いきいき塾もそうですが、期間限定であることを楽しんでください。
       二つ目、「時間をコントロール」する。時間を支配しているのは自分だと考えてください。ちょっとした工夫が時間のコントロールにつながります。
       三つ目、「周りの意見を聞く」。一人で解決・完結しないこと。ワンテンポ置くことも必要です。
       私が大切にしている言葉が3つあります。「できない理由を探すのではなくできる理由を考える」。「逃げない、あきらめない、ごまかさない」。そして、本日の演題の「置かれた場所で咲きなさい」、これは岡山のノートルダム清心学園元理事長の渡辺和子さんの一節です。みなさんも置かれた場所でそれぞれ咲いていただきたいと願っています。
       私は、何かを依頼されたら、「私でよければお受けします。」と言って引き受けます。この言葉で、これからも人生頑張っていこうと思っています。

        ◆避難所運営ゲームHUG
         男女共同参画ネットワーク春日のみなさんのガイダンスにより、「避難所運営ゲームHUG*」を体験しました。思いがけない出来事が次々と起こる避難所運営。ゲームを通して避難所の様々な課題についてリアリティを持って体感し、災害に対する心構えを学びました。塾生からは「地域や職場でも実施したい」という声が多く寄せられました。

        *避難所運営ゲームHUG
        2007年に静岡県が開発。避難者のカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム。
        http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html


          タイトルふくおか女性いきいき塾⑥ 地域活性化と女性の活躍
          開催日時 2017年10月7日(土)

          その他写真

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