講師:今川 英子 さん
(北九州市立文学館 館長)
「昔話をブンガクで読む」をテーマに、ご講演いただきました。誰もが知っている昔話『ももたろう』や『うらしまたろう』のお話を題材に、物語に出てくるキーワードに隠されたメッセージを読み解きながら、“物事を複眼的に見ることや物事の本質を見極めること”の大切さを語られました。特に「桃太郎と鬼が“善と悪”というような短絡的思考に陥らず、幅広い視点から見ることで、真理は1つではないことに気づき、2者択一ではなく2者両立の方法を探る力にもなる」というお話は、高校生の胸に響いたようで、最後まで真剣な眼差しで講演を聞く姿が印象的でした。
タイトル | 福岡県立福岡中央高等学校 |
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開催日時 | 2014年10月31日(金) |