第10回は、福岡県PTA連合会会長 西村澄子さんをゲストに迎えて、「子どもが大きな夢を持てる社会へ」をテーマにお話しいただきました。
西村さんは、これまで10数年PTA活動に従事されてきました。その長年の実績を評価され、2011年に福岡県PTA連合会で初の女性会長となられました。
PTAとは、各学校の行事をサポートする保護者の団体であり、現職は、各学校のPTAを始め、市・区・郡・ブロックそれぞれのPTA組織がスムーズに運営できるように舵取りをする役を担われています。
福岡県においては、PTAに関わる女性会長は非常に少なく、かつ県連合会では初の女性会長ということで、会長になられて見えてくる世界がどう変わったかを尋ねてみました。
「決断を迫られることが多くなりました。副会長を務めていた時も決定権を持っていましたが、会長と副会長とでは責任の大きさが全く違います。」と答えられました。
決断力の速さが自分の強みだとおっしゃる西村さん。「決断をする時の重圧はありますが、もし間違った決断をした場合は、その都度、素直に認めて柔軟に対応していくようにしています。」とトップの立場に固執することなく、周りと調和しながら業務を遂行されている姿が印象的でした。
多忙な日々を過ごされる中、家庭とPTA活動両立の秘訣を尋ねてみました。
「料理や洗濯など家事は同時進行し、要領よくこなします。最近は子どもたちに手伝ってもらったり、夫も週末は料理をするようになりました。」
また、夫婦の時間も大切にされています。たまに、夫婦水入らずでファミレスデートをされるそうです。1時間ほどお茶を飲むだけでもとても新鮮な気持ちになり、情報交換にもなるそうです。
最後に将来の夢を伺いました。
「将来は、地域のおばちゃんになりたい。学校をうまく活用して、そこに住む子どもや高齢者などの繋がりを作ったり、地域活性化を図るなど、地域に根付いた活動をしていきたい。」と力強く語られました。
参加者の皆さんからは、「県の会長としてブレない決断ができることが大切だと感じました。」「女性のPTA会長がもっと増えるといいなと思いました。」「ソフトな語りの中に確固たる信念を持って対応されている姿が印象的でした。」などの感想が寄せられました。
タイトル | 子どもが大きな夢を持てる社会に |
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開催日時 | 2013年3月22日(金) |