なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか
小早川優子/著
日経BP
理想のリーダーと聞いたとき、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?「強く自信満々に見える完璧な人」でしょうか。「多様性」が求められる現代では、「自信がない」女性がリーダーとなる機会も増えています。そんな人に向けて、この本は「自信のなさ」こそが「強み」と説き、安心してリーダーの仕事に臨めるようエールを送っています。企業にとっても、女性登用を進めるうえでのヒントに富んだ一冊です。
キッチンからカーネギー・ホールへ
マリア・ノリエガ・ラクウォル/著
藤村奈緒美/訳
YAMAHA
本書は、20世紀前半。まだオーケストラが女性演奏家への門戸を閉ざしていた時代に自ら指揮棒を持ち、女性だけの交響楽団を立ち上げた、エセル・スタークの奮闘を記しています。様々な差別や偏見に果敢に立ち向かい、女性が音楽界で活躍する道を切り開いた行動は、社会全般における女性の地位向上のきっかけともなりました。誰もが自分の信じた道を自由に選び、挑戦できる、と背中を押してくれる物語です。
まちよみ・またよみ
内田早苗/著
岩崎書店
「待ちよみ絵本講師」としてテレビでも紹介された著者が提案する、絵本を使った子育て法を紹介しています。待ちよみとは、「待つ」と「読む」を合わせた絵本の読み聞かせの方法で、ポイントは「ただ待つだけ」。「待つ喜び」を知ると、絵本の読み聞かせだけでなく、あらゆる場面で子育てを楽しめるようになります。本の後半は、実践する上でのQ&Aになっており、読み終えるとすぐに「待ちよみ」を試すことができます。