難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方
中村恵/著
平凡社
日本人、また女性として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さん。
本書は、その活動を間近で見てきた著者による「緒方貞子の入門書」です。「命を救う」という信念と現場主義を貫いた緒方さんの活動、人柄を物語るエピソードを紹介しているほか、難民問題や国連の活動についても丁寧に説明しています。全国学校図書館協議会の「夏休みの本」にも選ばれており、次代を担う中学・高校生にぜひ読んでほしい一冊です。
子どもとのコミュニケーションがどんどん増える!
0~4歳 ことばをひきだす親子あそび
寺田奈々/著
beth/絵
小学館
皆さんは赤ちゃんに「いないいないばあ!」をするとき、どんな顔をしていますか? 実は、この古典的かつ単純な遊びにも、子どものことばの発達を助けるコツと理由があるそうです。本書では、言語聴覚士である著者が、子どもにことばをかける時のポイントを解説するとともに、発達段階に応じた100種類の親子あそびを紹介しています。著者こだわりのかわいいイラストも楽しんでいただけます。
あの時も「こうあるべき」がしんどかった ~ジェンダー・家族・恋愛~
パレットーク/著
シンコーミュージック・エンタテイメント
「男らしくしなさい、女らしくしなさい」と昔ほどは言わなくなりましたが、恋愛、就職、結婚など人生の選択において、性別による「偏見」や「決めつけ」は今でも残っています。本書では、このような場面で違和感を感じる「少数派」の主人公たちの心の内を漫画で表現し、簡単な解説を加えています。この本を読むと、「人と違っていても大丈夫」という安心感が得られます。