ミルクとコロナ
白岩玄、山崎ナオコーラ/著
河出書房新社
本書は、文藝賞(1962年創設、河出書房新社主催)を同時受賞した著者二人による子育てについてのエッセイです。二人は、同時期に子育て期を迎えたことから、育児エッセイを交互に書くことになりました。その間、それぞれ二人目が生まれたり、コロナ禍が始まったりと、3年間の親子の成長や変化が書かれています。二人の文章の個性が面白く響き合っていて、楽しんで読み進めることができる一冊です。
枯れてこそ美しく
戸田奈津子、村瀬実恵子/著
集英社
本書は、映画字幕翻訳者の先駆者である戸田奈津子さんと元コロンビア大学名誉教授でメトロポリタン美術館特別顧問も歴任した村瀬実恵子さんが、人生について語り合った対談をまとめたものです。
昔の恋愛話や「美」に対する思い、人生に対する心構えから「終活」に至るまで、自分の足でしっかりと人生を歩んできたふたりの足跡をたどる本書には、悔いのない人生を送るヒントが溢れています。
俺は主夫。職業、現役Jリーガー
大久保嘉人/著
講談社