「男女格差後進国」の衝撃 無意識のジェンダー・バイアスを克服する
治部れんげ/著
小学館
本書は、諸外国の取組を紹介しつつ「日本で男女格差が縮まらない理由」を考察し、国内の成功例を挙げながら、次世代のためにできることを提案しています。長年ジェンダー問題について取材・執筆に取り組んできた著者は、日本のジェンダー・ギャップ指数が先進国で最下位クラスであることについて、「『男女格差が大きい』と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな原因」と指摘しています。
女らしくなく、男らしくなく、自分らしく生きる
露の団姫/著
春秋社
本書は、落語家で天台宗僧侶でもある、露の団姫さんのエッセイです。自分らしく生き生きと活躍する団姫さんですが、性別や従来の枠にとらわれない生き方をすることに対して投げかけられる非難や心ない言葉に苦しんだ時期もありました。仕事や夫婦関係、親子関係にいたるまで、従来の枠にとらわれない、自身の生き方を題材にしたエッセイからは、生きづらさの連鎖を抜け出すためのヒントをもらえます。