10月28日 「女性による元気な地域づくり応援講座事業」かま元気塾『他人事ではない、いつかくる!自然災害 私の防災準備講座』が開講しました。
今回の取組は、男女共同参画の視点に基づいた防災活動の重要性について学び防災の街づくりを推進すると共に、地域での女性の活動が活性化するようにと計画されました。 実行委員会は、かま男女共同参画推進ネットワークに加え行政区長・男女共同参画推進課・防災対策課で構成され事前協議を重ねて、多方面にわたって参加を呼び掛け50名の受講生が参加されています。更に 地元のKTS(かまケーブルテレビステーション)の映像取材も入り、多くの市民にも取組が広がるものと期待されます。
開講式では、舞台のホリゾント幕が開けられ嘉穂アルプスの山々が遠望されるなか、嘉麻市防災対策課の大野課長が市の防災状況を提起されました。講演の前に地元の防災の実情を知ることができて大変参考になり好評でした。
公開講座は池田恵子さん(静岡大学教育学部教授、同大防災総合センター兼任教員 減災と男女共同参画研修推進センター共同代表)から「みんなの力で災害に備える、命を守る」と題したお話でした。災害の影響は男女で異なること従って対策もその視点が重要であることを、避難所運営のポイント・多様化する避難形態・避難生活の問題等について、東日本や熊本の例を示しながら分かり易く話されました。
後半のグループワークでは、災害発生直後を想定して「その時“どうしましすか?”」と問われ、各グループごとに真剣に且つ積極的に意見交換が行われました。
終了後のアンケートには以下のような意見・感想が寄せられています。(一部のみ)
・「女性」であるということを、改めて意識した。共同参画が大切な言葉と思った。
・行政と民間が連携しての取組がとても素晴らしいことだと思う。
・市内の災害状況が分かり易い説明で良かった。
・実例やワークショップもあり、自分たちに引きつけて考えることが出来た。
・地域に帰り、自主防災組織を立ち上げたいと考えているので、具体的な方向性が見えた。
・有事の際に女性がリーダーとなるためには、日頃から地域のリーダーとして活動している必要が
ある。
・支援が必要な人の問題は、本人を抜きにして対応を決めない!というお話は参考になった。 等
本日 参加された殆んどの皆さんが、男女共同参画の視点に基づいた防災の大切さを実感され、自分の足元で具体的に活動をしようと思われた方もあり、今後の取組でその想いがさらに推進されると期待される講座でした。